こんにちは、ミィです。今回からは、産後うつ病の症状について詳しく書いていきます。
育児の悩みと産後うつ病の症状は別物です
ここで強調しておきたいこと。
【育児の悩み】と【産後うつ病】を混同していはいけない。
産後うつ病を、育児で悩んで鬱々としているだけだと思っていませんでしょうか?
産後うつ病は、ただ単に「育児辛い!しんどい!大変!悩んでます!」というものではありません。
産後に起こるうつ病、病気です。
当時の私は自分が何に苦しんでいるのか、その正体が分からずにいました。
なぜこんなに育児が辛いと感じるのか?
なぜ人並みに育児ができないのか?
今になって思うのは、うつ病の症状に苦しめられているから、育児が辛いと感じたのだ、ということ。
それでは、どんな症状だったのか、具体的に、詳しく、これでもか!というほどに書き綴っていきます。 第1回目は、「聴覚過敏」です。
産後うつ病の症状その1:聴覚過敏
私には、「聴覚過敏」という症状がありました。
産後1カ月頃から、周りの音がざわざわうるさく聞こえるようになり、日常生活に支障をきたすことが次々と起きました。
①テレビの音がうるさい
テレビをつけるとその音が我慢できないほどにうるさいのです。
通常聞いているボリュームだと、とても聞いていられず、普段の半分のボリュームで聞いていました。
よくドラマで不穏なシーンのときに流れる効果音ってありますよね?
「ゴオーーーーー」
私はその音を聞いて、怖くて怖くてたまらず、何か得体のしれないものに襲われるような恐怖を感じました。
今にも叫びだしたいくらいに。
②スーパーの雑音がうるさい。電車に乗れない。
スーパーなどに出掛けると、うるさくてたまりませんでした。
ちょっとした雑音が、耐えられないほどにうるさいのです。
ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ
耳が狂ったと思いました。
これでは、お出かけすることすらできません。
一度、電車に乗る機会があったのですが、この世のものとは思えない恐ろしさ。
地下鉄のゴォーーーーーーーという音。
大きな音と暗闇が恐ろしくて、隣にいる夫にしがみつき「怖い!怖い!」と騒ぎました。
夫は「ただ電車に乗っているだけだよ」と言いましたが、ただ電車に乗ること、それすらも怖い。出来ないのです。
③赤ちゃんの泣き声がうるさい
我が子の泣き声が怖くてたまりませんでした。
ギャーーーーーーーーという泣き声。
普通でも赤ん坊の泣き声というのはうるさいものです。
ですが、聴覚過敏で聞く泣き声はそんなレベルではありません。
脳みそに泣き声をそのまま叩きこまれる感じ、とでもいいましょうか。
哺乳瓶を吸うチュチュという音ですら、うるさくてイライラしていのですから。
聴覚過敏、治りました
産後1ケ月から聴覚過敏の症状が出ていたのに、2カ月間もそのまま放置して育児をしていたんです。
考えられないですよね。
でも、当時は、母から「赤ちゃんのうるさい泣き声を聞き続けて耳がおかしくなったんだ」と言われ、それを大真面目に信じていました。
うつ病になると判断力、思考力が極端に低下するので、トンデモナイ話でも「そんなものかな」と思ってしまったんです。
聴覚過敏は、うつ病の症状です。
というのも、精神科で処方された抗うつ剤(リフレックス)を飲んだところ、2~3週間で症状がスッカリ治まったので。
薬で治まるなら、病気だったということですよね。
こんな症状が出たら、うつ病(または別の精神疾患?)の可能性があると思います。
精神科(メンタルクリニックなど)を受診して、精神科医の診察を受けることをオススメします。