こんにちは、ミィです。
今回は、新生児訪問のお話です。
目次
産後2週間新生児訪問に来てもらった
母子保健事業のひとつで、出産すると、市の保健師または助産師に新生児訪問に来ていただけることになっています。
私の場合は、助産師さんが新生児訪問に来てくださいました。
最初に来ていただいたのは、産後2週間「自分がしっかりやらなきゃ!」と頑張っていた頃です。(お母さんだからと頑張った話)
新生児訪問で聞いたこと
夜は3時間おき20分、昼間は午後から1時間おき10分。泣いたら母乳を与えている状態であげすぎではないのかと心配。
昼間は抱っこしていないと寝ないで泣く。抱っこしまくりで大丈夫か心配。
朝7時頃明るくして夜9時に暗くしている。昼夜の区別をつけさせるにはOK?
体にできているのはあせも?頻繁に着換えさせた方がいいのか?
産後2週間で9キロやせた。頭がグラグラする。2~3時間おきに胸が張って痛い。
助産師さんの回答は、「ぜんぶ今のままでOK。今が一番辛いときですよ。」
たしかに、産後2週間頃は、誰でもホルモンバランスの変化や、不慣れな育児、睡眠不足などで一時的にマタニティーブルーになりやすい時期なんですよね。
まさか産後うつだとは誰も思わず、育児不安が強いのだろうということで、産後1カ月以降に再訪問していだけることになりました。
産後43日再訪問時にはどっぷり産後うつに
産後43日、再訪問に来ていただいたときには、私はどっぷり産後うつでした。
このときアパートにいたのは、私、大ちゃん(息子)、助産師さん、母の4人です。
私は「我が子と二人きりでいるのがこわい」と夫に訴えていたので、2~3週間夫の実家にお世話になろうかという話が出ていました。
ですが、私はいざ夫の実家に行くとなると「眠れないのではないか?」「こんな姿を見せたら嫌われるのではないか?」と不安になり、「やっぱり行きたくない。」と言い出したのです。
うつの症状のひとつ、「何も決められない」が発動し、話を二転三転させてしまっていたのですね。
夫の実家に行く行かないの話で、ひたすら3時間、ああでもないこうでもないと話し合い、私は錯乱状態で部屋の中を歩き回るという、客観的にみると珍妙な光景だったかと思います。
とにかく同じ話のくりかえしで、まともなコミュニケーションが図れない。
焦燥感でそわそわして座っていることすらできず、部屋の中を無意味に歩き回る。
どこからどう見ても異常です。
ですが、母も助産師さんも「初めての育児で極度に不安になっている」としか見えなかったようです。
一応、普通ではないことは伝わったようで、私の情報は保健センターの保健師さんに引き継がれることになりましたが。
産後うつは気付かれにくい
ここでも、産後うつなのに、そうとは見えなかったということになります。
おそらく、私が活発に歩き回っていたからでしょう。
うつ病=ぐったりなイメージ。
違うんですよ。
焦燥感で意味なくソワソワ歩き回ってしまうタイプのうつもあります。
外から見ていると、元気そうに見えますが、本人は疲れきっているのに1分1秒じっとしていられない地獄の苦しみを味わっています。
いわば、ガス欠の壊れた自動車が蛇行運転しているようなもの。
うつ病は、ぐったり型だけではなく、そわそわ型もあるのです。私はそわそわ型だったんですね。
動けてしまう分、発見されにくく、自殺の危険性も高いので注意が必要です。
⇒ つぎの記事 産後クライシスとは?(前編)夫嫌いになった体験とその理由。