⑮ 産後うつ治療編(入院1ケ月目)

うつ病治療のスタートは、自分がうつ病だと認めること。

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こんにちは、ミィです。産後うつになり、産後3カ月、精神科に入院することになりました。今回は入院生活が始まり、主治医から「うつ病」という病名を突き付けられたときのお話です。

 

主治医に「うつ病」と診断されたショック

産後113日、入院してまずはじめに、主治医の診断がありました。

私が入院してから毎日書いていた「闘病日記」にはこう書いてあります。

 

最初に医師の診察があり、よく話を聞いてくれた。リフレックスは2錠に増やすように、今はとにかく休むように指示があった。

私の主治医は向井先生(仮名)というベテランの男の先生でした。

私は、向井先生に「薬を増やしたくない」と訴えました。精神科のお薬は怖いと思っていたからです。

向井先生は患者の意思を尊重してくれる先生で、リフレックス(抗うつ剤)を1錠から2錠に増やされ、それ以上のお薬の追加はありませんでした。

私はこのときまだ、「自分は本当はうつ病じゃないんじゃないか。」と疑っていました。

なので「私の診断名は何ですか?」と聞きました。

向井先生は、「うつ病でいいと思うよ。」と、ごく自然な感じで答えました。

自分が精神的な病気になるなんて、すごくショックでした。認めたくありませんでした。そのときは母と夫が同席してくれていたんですが、母もものすごくショックを受けていましたね。

私をうつ病だと診断した先生はこれで3人目。最初のメンタルクリニックでは「産後うつ」と言われセカンドオピニオンで「産褥期のうつ病」と言われ、入院した病院でも「うつ病」と言われてしまいました。

私の気持ちは、不安と絶望だけでした。

私はうつ病なんだ。本当に治るのだろうか?

元の自分に戻れる日が来るのだろうか?

服薬開始後2週間の薬の効果

産後113日、服薬してから2週間。効果が現れ始めた頃でした。

私はリフレックス(抗うつ剤)とデパス、メイラックス(抗不安薬)を飲んでいました。

診察のために用意したメモがこちらです。


産後112日

私は抗うつ剤がガツーンと効くタイプで、劇的な効果が出ています。以下、症状別の回復状況です。

○聴覚過敏(音がうるさい)→少し気になる程度になる
○認知機能の低下→文字が少し読める、テレビが少し見れるまでに回復
◎不眠→リフレックスとメイラックス(睡眠導入の効果がある)の力で、ぐっすり眠っている
×不安感→不安で一人でいられない
○焦燥感→だいぶ治まる
△身体症状→緊張型頭痛は少し軽くなる、倦怠感は残る
×我が子恐怖症→治らず
◎希死念慮→激しい自殺衝動は治まる

不安感、身体症状、我が子恐怖症だけが残り、他の症状はすべて改善されたのです。ちなみに、これらの症状は服薬開始2カ月後には全部なくなりました。

うつ病は簡単には治らない

メモにはこうあります。

「今後のことを考えると不安になる。寒くなるのが不安で仕方ない。治るのだろうか。育児はどうしたらいいのか。」
不安が不安を呼ぶ、脳内ネガティブスパイラル状態です。寒くなるのが不安だなんて、意味もよく分かりません。

これが、典型的なうつ思考です。起きている時間は、心ここにあらず。不安に襲われて「どうしよう、どうしよう」の負のループでした。

たしかに症状は薬で改善されたのですが、脳の回路は破壊されたままだったんでしょう。

残念ながら、うつ病は「病院行きました、薬飲みました、良くなりましたー!」みたいに簡単に治る病気ではありません。

治療が始まった頃は、自分がうつ病だと認めることからスタートです。

うつ病の思考回路はまともではありません。うつ病だから、頭が変になってる。頭の中で考えていることも本来のあなただったら絶対に考えないことです。

闘病日記にはこう記してあります。

 

子どものことは考えないで、今はゆっくりすべきなのだろう。産まなきゃよかったとは思わない。かわいいと思ったこともある。今も動画を見ると泣けてくる。早く寝てみんな忘れてしまいたい。

まずは、私が闘病日記に書いているとおり、「寝て忘れてしまうこと」これが一番だと思います。寝てる間は何も考えなくて済みますから・・・

さてさて、闘病編、ブログもまだまだ続きます。

 

⇒ つぎの記事  産後うつで入院。離れた我が子を思って号泣する日々。

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