⑮ 産後うつ治療編(入院1ケ月目)

うつの心の休め方。自分の好きなことをして、悩みから気持ちを離す。

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こんにちは、ミィです。私は第一子を出産後に産後うつを患い、産後3カ月で精神科に入院しました。3カ月間の入院生活を経て、今は寛解しています。

今、産後うつの真っただ中にいる方は、「うつはどうやったら治るんだろう?」と不安でたまらない日々をお過ごしだと思います。

 

子どもから気持ちを話して心を休める

私自身、入院した当初は、「うつは本当に治るのだろうか?」と不安でたまらず、主治医の向井先生に「どうすれば治るんですか!?」と、しつこく聞いたものです。

向井先生は、「何も考えず、何もしないで寝てなさい!」と言いました。産後うつ回復のカギは睡眠、これは間違いないと思います。うつの治療は、服薬の休息が基本。とにかく薬を飲んで眠ってるのが一番です。

とはいえ、人間、24時間眠ってることなんて出来ませんよね。冬眠でも出来たら最高ですが、そうもいかないのが人間です。

今回は、眠っている時間以外の時間をどう過ごすか?どうやって心を休めるか?ということについて書いていきます。

入院中、私の1日の睡眠時間は、12~14時間でした。食事やお風呂などに必要な時間を除いて、10~8時間は自由時間でした。

この時間、私は何もしていないと考えごとをしてしまい、脳内ネガティブスパイラル状態に陥ってしまいました。

「私がお母さんでごめんなさい」

「退院後どうしよう」

「このまま育児できなかったらどうしよう」

「大ちゃん(息子)までうつになったらどうしよう」

罪悪感と不安で頭がいっぱいになり、心ここに在らずでした。これでは、心が休まっている状態とは全く言えません。

私の悩みの原因は、子どものこと。そこから気持ちを離さないと、心は休まらないのです。

私にとって、悩みから気持ちを離す手段は、作業療法と入院仲間との会話でした。

作業療法のミサンガに救われる

私が入院していた病院では、リハビリのブログラム(作業療法)がありました。私にとっては、この作業療法がとてもいい効果をもたらしました。

作業療法は、運動療法(ヨガ)、創作(陶芸、ミサンガ、皮工芸など)、音楽療法(音楽を聴く)などがありました。

うつが一番酷いときは、何も集中できず、気分転換が全くできませんでしたが、入院してからは簡単な作業がこなせるようになっていました。

私はもともと創作が好きで、創作にハマりました。特にハマったのがミサンガで、作業療法の時間以外にも部屋で編み続ける熱中ぶりでした。

入院中に記録していた「闘病日記」には、絶望のミサンガ作りの様子が書いてあります。

入院16日目(産後128日)

音楽もうるさいし、テレビも見れないし、息子のこともどうでもいいし、生きて息をしているだけで面倒。何もできない。不安しかない。ずっと泣いていた。ミサンガを作っていた。もう絶望しかない。頭も重くて痺れるし、嫌になる。死ねたら楽なのに。家族のことを考えるとそうもいかないし、こわいし。みんなに見捨てられる気がして怖い。かと言って何もできない。

入院17日目

ひたすらミサンガ、ミサンガしかできない。生きることに疲れた。判断力もない。家族の人生をめちゃくちゃにしている。絶望だよ。でも生きたい。苦しい。考えが進まない。

何もできなくても、ミサンガを編むことはできました。

私にとっては、何かを作っているときが、最も無心になれる時間でした。
作業療法に真面目に取り組んだおかげで、入院40日頃(産後5カ月)には意欲と集中力が戻り、ネットでミサンガの高度な編み方を覚えて作ったりするほどになっていました。

入院仲間との会話に救われる

私は、人と話すのが好きなので、入院仲間といろんな話を出来たことも、気持ちが救われました。

いつもリハビリのクラスに参加している方たちとは自然と仲が良くなり、クラスが終わった後にお茶を飲みながら「次は何を作ろうか」とお話することもありました。

普通の友だちには絶対に話せないであろうことも話すことができました。

病気の症状の話、お薬の話、自殺未遂の話・・・etc。

特に仲良くなった患者さんとは、「自殺するなら確実に死にたい」という話で盛り上がりました。「オーバードーズ(薬の大量服薬)とか、リストカットでは確実に死ねないよね。やるときは首つりだよね。」と話して、奇妙な連帯感が芽生えました。

「元気?」と声をかけると、「死にたーい!」と返事が返ってくる。私にとっては、そんな感じが何とも心地よく、病院が自宅よりも安心する空間になっていきました。

うつになる前、自分が好きだったことをしてみる

人によって、何をすれば心が休まるかは違うと思います。

「ヨガをやっていると無心になれる」と言っている方もいましたし、もともと読書家の方なら、本を読んでいるときが一番気が休まるかもしれません。

私の場合は、簡単なコミックエッセイを読んだり、DVDを見たりもしましたが、内容に集中できず、途中から意味が分からなくなってしまったりして、気分転換にはなりませんでしたね。

私にとっては、もともと好きな創作と人との会話が、現実逃避の手段となっていたということです。

気力が湧かず何もしたくないなら、何もしなくてもいいと思います。

「~しなきゃならない」という義務感から解放されて、自分が心地よいことだけをする。自分を甘やかしてみる。それでいいのではないでしょうか?

 

⇒ つぎの記事  夫と家族の理解があったから、産後うつを乗り越えられた。

 

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