こんにちは、ミィです。
「産後うつ」のリアルを知ってほしい!
今回も、読者の方の産後うつ体験記をご紹介します。
今回、記事を書いていただいたのはけこさんです。けこさんは、現在、10か月の赤ちゃんのお母さん。私とはツイッター仲間です。
鬱がひどかった頃のつぶやきは、過去の自分を見ているようで、ずっと見守らせてもらってました。最近は元気になってきた様子で、ホッとしてます。
それではどうぞ。
けこさん(うつ病)の体験記
1 診断名
うつ病
2 服薬したお薬
3 症状
産前は楽しめていたことが楽しめない、興味がなくなってしまう。
子どもといると息がつまり、心臓がドキドキしてしまう。
子どもを可愛がれないなんて、甘えだし、
⑧焦燥感
ミルクの時間やタイミング、お風呂の時間やタイミング。そんな細かいことを気にするようになると、焦りや、
4 原因
③我が子の入院
産後1ヶ月すぎに、息子が高熱で救急車で搬送され、緊急入院に。
<産後3ヶ月>
里帰り出産だったので、1ヶ月は実家での育児の予定でした。
しかし、産後すぐに旦那の入院や、我が子が緊急入院したり、
産後1ヶ月しないうちに、我が子の泣き声に焦り、
我が子の入院時には、のどが詰まるような症状が悪化し、
楽しい子育てはどこへやら。周りの助けも、平日昼間の会話すらもなくなりました。
息子を見ているとドキドキして、
眠れないとミルクの時間やタイミング、
母に、「子どもが見れなくなりそうだ。」と言うと、
息子が起きる前に朝からソワソワ。
母に、「どうしよう!どうしよう!!」
自分で市役所に電話をかけ、赤ちゃん訪問の電話番号(おそらく保健センター)を教えてもらい、電話をかけました。
母に話したのと同じ内容を話すと、10分ほどで赤ちゃん訪問の担当の方が家へ来てくれました。
先生には、「私は鬱じゃない!薬は飲みたくない!」と訴えましたが、
その時は抗鬱剤を飲むことが怖いことだと感じていました。
息子がいました。
入院するかと言われましたが、ひとりでいるのが怖くて、
<治療1ヶ月(産後3カ月)>
だんだんと薬が効いてくると、
まだ熟睡することはできず、
我が子の夢を見たり、我が子の重さを体に感じたり、
やっぱり見れないって思ったらどうしよう。そう思うと、息子に会う勇気が出ませんでした。活力もありませんでした。
いつ治るんだろう。。。子どもはどんどん成長するのに。
焦りばかりでした。
<治療2ヶ月(産後4カ月)>
ようやく短時間、子どもをみれるようになってきました。
週に2回は、息子に会いに旦那の実家へ車を走らせました。
私にとって、この友だちに会って話をすることは、
と思いながら話した時、
そして、旦那が大好きな私は、
旦那にそばに居てもらうことも、治療になりました。
<治療3ヶ月目(産後5カ月)>
だんだんと食欲も戻り、眠れる時間が長くなってくると、
息子の成長を見逃したくない、育児したい!しなければ!!
実家の近くに引っ越してもらうために、旦那には無理を言って、引っ越し準備を進めてもらいました。
<治療4ヶ月目以降(産後6カ月以降)>
無事に引越しも済み、
<現在 治療8ヶ月>
ほとんど鬱の症状は出ていません。
6 一番つらかったことは?
何よりも、我が子恐怖症です。
・周りに頼る!!
ひとりでの育児は本当に大変なことだと思います。
周りを巻き込んでいきましょう。
と言われたことがあります。
など、とにかく無理しない、自分に優しくなってください。適当でもいいんです。
・とにかく寝る!!
産後うつは脳内ホルモンの異常なので、脳を休ませる、正常に働かせるには、とにかく睡眠をとること!が大事だと思います。
寝れなかったら睡眠薬を使ってでも、とにかく眠る。
8 最後に、うつママさんへのメッセージ
産後うつは必ず治ります!!!
私、鬱じゃない!!
と頑なに思っていた私でも、
そうして、嫌だった、怖かった投薬治療をしたことで、今では我が子がかわいいと思えるようになったんです。
我が子をかわいいと思えなかったのは、
信頼できる人には甘えてください。
今はただゆっくり休んでください。
子どものことは考えずに、ただただ眠ってください。
産後うつが治れば心が軽くなります。
子どもにも優しくなれます。
どうかお母さんが健康でありますように。
子どももそう願っていると思います。
子どもはお母さんが大好きだから。
ミィのまとめ
わかるわぁ・・・。
すべてが自分の体験かと思いました。
自分の手で育児ができなくなってしまった場合、たいていの人は焦ります。
「いつ治るんだろう?」
「我が子は成長してるのに」
「会いたいけど、不安」
私もそうでした。
けこさんも言っているように、子どものことは頼れる人に任せて、休むべきときにガッツリ休みましょう。育児の前に自分の健康が大事なのですから。
赤ちゃんが小さいうちは、会っていない空白の時間なんて、簡単に埋まるもんです。あっという間に母親として認識してくれるようになりますよ。
けこさん、熱い思いがこもった貴重な体験記を本当にありがとうございます!
これからも、産後うつ体験記の寄稿にご協力いただける方を募集します。
このブログでは、「産後うつ」=「産後、うつなどの精神疾患」という意味で使っています。 うつ病に限らず、双極性障害、パニック障害、産褥精神病などの精神疾患を患った方やうつ病までは行かないけど抑うつ状態だったという方の体験記を募集しています。ご協力していただける方がいらっしゃいましたら、気軽な気持ちでぜひご連絡ください。おって、Eメールアドレスをお伝えします。