⑲ 寛解のその後

産後うつ寛解から断薬までの1年間、リハビリのためにしたこと。

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
89ブログ

こんにちは、ミィです。

私は、第一子を出産後、双極性障害を患いました。3か月間の入院生活を経て、産後9カ月には寛解しています。

出産後から寛解までのお話はこちらの記事をご覧ください。→出産から、寛解までを振り返って

今回は、寛解から断薬するまでの1年間にリハビリのためにしたことを書いていきます。

デパゲン(気分安定薬)で寛解

私の場合、最初は「産後うつ病」と診断されていたので、抗うつ剤と抗不安薬を飲んでいました。

リフレックス(抗うつ剤)

レクサプロ(抗うつ剤)

メイラックス(抗不安薬)

デパス(抗不安薬)

ですね。

産後8カ月に、躁状態になっているという診断を受け、すべてのお薬は中止。デパゲンという気分安定薬に切り替えました。

デパゲンが合っていたようで、私の精神状態は安定し、すっかり元通りの生活が送れるようになりました。

・・・と、言いたいところですが、やはり、病気の後遺症といいますか、本来の自分ではないんですよね。

 

後遺症

まず、集中力の低下。

テレビが見にくい、頭が回らない、文字がスッと入って来ないなど、集中力がいまいち戻らない感じでした。

次に、体力の低下。

保育園に通いだした息子は、次から次へとウイルスをもらってきました。胃腸炎、お熱、咳、鼻水・・・。これ100%うつってました。

2015年に、風邪を引いた回数を数えてみたところ、12回。

毎月、何かしら調子を悪くしていました。長引くので、1年の半分は調子が悪いような状態でした。

地味にぎっくり腰にも悩まされました。そして、たまに不眠。
集中力や体力が異常になくなっていたので、お友達とおしゃべりするだけでも、頭が飽和状態になり、2時間が限界。話している最中は、楽しい気分ですが、頭の興奮状態が治まらず、夜に寝付けなくなったりしてしまいました。
そういうときは、デパスや睡眠薬を使って眠るようにしていました。

リハビリのためにしたこと

このような状態では、仕事などできません。

「出産前の元気な自分になりたい!」

出産前は、仕事もして、週に2回はスポーツクラブに通って、飲みに行って、旅行に行って・・・と、アクティブな生活をしていたんです。

それが、産後、引きこもり主婦に。

私は、リハビリのため、とにかくやりたいことをやることにしました。

産後9カ月 当ブログ「ミィの産後うつブログ」をスタート。

頭のリハビリも兼ねて、小さい頃に好きだったお絵かきをやってみることに。読んでくださる方も増え、日々の生活に張り合いができました。


産後1年 
初めての旅行。

1歳の記念に大ちゃんを近場の温泉に連れて行くことができ、いい記念になりました。

産後1年1カ月 保育士試験を受験。

集中力を戻すために勉強でもしてみるかと思い立ち、受けてみました。法律や心理学は勉強したことがあるので、1回で合格することができました。

産後1年4カ月 ヨガを始める。

体力アップと、不眠を治すために、ヨガを始めました。ヨガを始めてから、体は柔らかくなったし、体力もついて、風邪をひかなくなった気がします。不眠も改善されました。

産後1年5カ月 沖縄旅行。

なんと!大ちゃんを連れて、飛行機に乗って沖縄まで行ってきました。3泊4日。帰って来た翌日は疲労のあまり、1日中寝てましたが、やりきれました。

日々の家事と育児をこなしつつ、ちょこちょことやりたいことをやってます。
産後1年半で、80%位は元に戻れたかなぁ、と思います。うつで苦しんでいたときには想像もできなかったですねぇ。

断薬

そして、産後1年9カ月 お薬をやめました。

 

これ、ほんの一週間前のことです。

主治医から、症状が安定してから1年経過したので、とりあえずやめてもいいと言ってもらえました。

医師からは「できれば2~3年は飲んだ方がいい。」と言われたので、少し焦ってやめてしまったような気もしてるんですよね。

本来は、お薬をやめることよりも、穏やかに生活が出来ることの方がずっと大事なので、本当ならもう少し飲んでいた方が安全なのかもしれません。

いつ断薬するかは、本当に悩みどころでした。

ぶっちゃけますと、いずれもう一人子どもが欲しいので、早くお薬をやめたかったんです。

もし子どもを授かった場合、出産後すぐに服薬した方がいいと言われているので、今度は迷わず、服薬をしたいと思っています。

お薬をやめてみて一週間、今のところは何もないです。ボチボチやっていきます。

つづく。

産後うつ体験記を【目次】から読む

 

書籍化されました!!

ミィの産後うつブログが本になりました。
ブログに書いた産後うつ体験記や、精神科医のアドバイス、産後うつチェックリストが載っています。