⑨ 産後うつが始まった編

保健師さんに「息子に殺される」と訴え。まずは保健師さんに相談しよう。

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こんにちは、ミィです。

今回は、保健師さんに訪問していただいた日の話です。

 

産後70日保健センターから保健師さんが訪問に来てくれた。

産後43日、助産師さんに新生児訪問をしていただき、私は育児不安が強い母親として保健センターに情報が伝わりました。

産後70日、保健師さんが自宅訪問をしてくれることになりました。

このあたりは、記憶もあいまいです。

ハッキリと覚えていること。

「私は息子に殺されると思います。」

と言ったことです。マジメに。

こんな発言する人はあまりいないので、産後うつの可能性大。

 

保健師さんと話したこと。

保健師さんにしていただいたこと

1、育児ノートを見せて、ミルクの量を見てもらった。

2、これから里帰りするにあたり、田舎でも予防注射が受けられるよう手続きを頼んだ。

3、「赤ちゃんの泣き声がうるさくて怖い」などと話した。(←うつの症状、聴覚過敏です。)

驚くべきことに、うつ状態が悪化しているというのに、ちゃんと育児出来ていたんです。

ミルクの量は問題なしとのお墨付きをいただき、予防注射の手続きもしっかりしていただきました。

ですが、保健師さんは母子保健のプロです。

「産後うつかもしれない」と、ピンと来ていたと思います。

「メンタルクリニックは受診しましたか?」

「お薬に抵抗はありますか?」

「受診したメンタルクリニックはいまいちだったのかしらね?」

もう一度メンタルクリニックを受診するよう、やんわりと勧めてくれていました。

が、私はそれを受け入れようとはしませんでした。

初めてのメンタルクリニック受診で、「あなたはうつ病ではない」と言われているし、自分がうつ病になるなんて思いたくありませんでした。

お薬を飲むことも怖かった。母乳をやめたくなかった。(ほとんど出てないのに。)

うつ状態が悪化してくると、集中力や思考力が低下し、人の話もよく分からなくなります。

保健師さんのお話も、右の耳から入って、左の耳から出ていくような感じでした。

母子保健のプロ、保健師さんのアドバイスは信頼できる。

プロの方であっても、「自分はうつ病じゃない」と思いこんでいる人間を、病院に行くよう動機づけすることは難しいのです。

「私は絶対、うつ病なんかじゃない!」と頑なに信じ、聞く耳を持たなくなっていますから。

さらに悪いことに、一緒にいた私の母も「うつ病なんて病気はない。」と信じているタイプでした。

このときも、保健師さんが帰った後に悪気なく言われました。

「あの人は子どもを産んだこともないのに分かるの?昔はこんなのなかったのに、今はいいよね。」

この発言は誤解があります。

出産経験のある無しに関わらず、保健師さんは母子保健のプロです。

産後の母親のメンタルヘルスや育児について、最新のものを勉強されているので信頼できます。

むしろ、素人の育児経験者は、自分の経験から独断と偏見で語ってしまうこともあるので、危険なこともあると思います。

ちなみに、昔から新生児訪問の制度はあったのですが、私は「とくに援助が必要な母親」とみなされていたので、新生児訪問の他に、わざわざ保健師さんが足を運んでくれたわけですよ。

ですから、このとき私が取るべき行動は、保健師さんのアドバイスをしっかり聞き、もう一度別のメンタルクリニックを受診し、服薬を開始することだったのです。

※私の周りでは「保健師さんの対応が悪かった」という話も耳にします。知識量や対応に個人差や自治体間での差はあるのかもしれません。その辺も頭の片隅に。

 

うつ病は早く見つけて早く治す!

うつ病治療は、「早期発見・早期治療が大事」と言われています。

私は産後100日まで治療をせずに頑張ってしまったので、うつ状態がさらに悪化してしまいました。

そうならないためにも、早く治療を始めてください。

うつ病は決して珍しい病気ではなく、10人に1人はかかるとも言われる国民病です。

私は、抗うつ剤や抗不安薬を4種類飲んでいましたが、変なことにはなりませんでしたし、今はやめられています。

今、うつ病で苦しんでいる人たちが、早く病気に気付き、早く治療できるよう願っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

⇒ つぎの記事  「虐待するなら産むな」と言えますか?虐待を防ぐためにできることとは。


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