こんにちは、ミィです。
今回は「病んでる母親をもっと病ませる言葉について」です。
~これまでの話~
産後の体調不良にも関わらず、頑張って育児してたら産後1ケ月で産後うつに。勇気を出してメンタルクリニックを受診するも「育児が苦手なだけ」認定されてしまった。
産後うつを悪化させたNG言葉を格付けしてみた
私は産後1か月でうつ病の症状が出ていました。
ですが、自分も家族も、まさか私がうつ病だとは思わずに「一時的に情緒不安定になっているだけだろう」と軽く考えていました。
産後100日まで気付くことなく病状は悪化したのですが、その間、家族から言われた数々の言葉は深い心の傷になっています。
それでは、実際に言われて傷付き、産後うつを悪化させた言葉たちを格付けしてみます。
1位 母親はみんな辛いものだ系
衝撃度 ★★★★★
うつ悪化させる度 ★★★★★
じわじわ来る度 ★★★★★
「母親はみんな同じ」
「母親は眠れなくて当たり前(4時間眠ればいい)」
「自分だけ特別だと思わないで」
これは文句なしの1位です。私は、うつ病の症状で、眠れない、焦燥感、不安感、異常な疲労感などの症状が出ていたのですが、「お母さんはみんな同じ」と言われ、「世の中の母親は、こんなに体調が悪い中で眠らないでやっているんだ。ちゃんと出来ない私は母親失格なんだ。」と思い込んでいました。
2位 正論による暴力系
衝撃度 ★★★★
うつ悪化させる度 ★★★★★
じわじわ来る度 ★★★★★
「母親としての覚悟がない」
「あなたが産んだんだからやるしかないでしょ?」
育児をやらなきゃいけないのは痛いほど分かっているし、出来ていない自分を責めているときに、「やるしかないでしょ」と言うことは、励ましではなく、説教です。
説教は甘えている人間にするものであって、本当に病んでいる人間にすると自殺の原因にしかなりません。
3位 母親原理主義系
衝撃度 ★★★
うつ悪化させる度 ★★★★
じわじわ来る度 ★★★★★
「母親は特別なんだよ」
「母親になるってことは自分を捨てること。自分なんかない。」
「保育園に預けるなんてかわいそう。」
「保育園に預けるのは悪いこと」という固定観念を植え付け、「仕事はやめられても、母親業をやめることは出来ない。育児から逃げるには、死ぬしかない」と思わせてしまいますので、危険です。
4位 気休め系
衝撃度 ★★
うつ悪化させる度 ★★★★★
じわじわ来る度 ★★
「辛いのは今だけ」
「○カ月になれば夜眠れるようになるから、それまでの辛抱。」
一見すると優しい言葉ですが、ただの気休めに過ぎません。私は「あともう少し頑張れば楽になるかもしれない」と思ってしまい、メンタルクリニックを受診するのをガマンしてしまいました。
これからの言葉は、うつ病治療を始めるのを遅らせる原因になりえます。
5位 子どもを生贄にして来る系
衝撃度 ★★★
うつ悪化させる度 ★★
じわじわ来る度 ★★
「子どもがかわいくないの?」
「泣かせてかわいそう」
子どもがかわいく思えないのは、産後うつ病の特有の症状のようです。私は子どもがこわかったですし。
子どもが泣くのは母親のせいではないのに、「泣き止ませられない私は母親失格だから」と自分を責めてしまいます。
番外編
「私の方が大変だった(今の人はいいよね)」
「苦労して育てないといい子に育たない」
「あなたが子育て出来ないってことは、私の子育てが失敗したってことだからね」
正常なときに言われたら、「何言ってるの(笑)」で済まされる類の迷言も傷つきます。やめてください。
病んでいる母親は何気ない言葉に死ぬほど傷つくもの
普通の精神状態で言われたのなら聞き流せる言葉なのでしょう。
しかし、そのときの私は毎日「いつ死のうか」と考えるほどに精神的にギリギリでした。
言われた言葉は、心をぶん殴るほど凶器で、うつを悪化させる原因にもなりました。いまだに言われた言葉を思い出し、涙が出ることもあります。
うつ病のときは、正常では考えれられないほど、ものごとをネガティブに捉えてしまいます。
家族が悪意なく発した言葉によって、私はこう思っていました。
「育児はみんなやっていることなのに、私は母親としてダメなんだ」
「私は、母親なれないんだ」
家族には謝ってもらいましたし、「誰が言ったのか」は、もはやどうでもいいのですよ。
何気なく発する言葉が、病んでいる母親をこれほどまでに追い詰めるものなのかということを知ってもらいたいと思います。