こんにちは、ミィです。
今回は、私の1カ月検診のお話です。
目次
産後うつ啓発のパンフレットを見つける
1カ月検診の日、私は待合室に置いてあったパンフレットを手に取りました。
パンフレットは県の産婦人科学会が作成したもので、こう書いてありました。
産後うつ病とは?
- 不安
- とても悲しい
- 育児ができない
- 身の回りのことができない
- 家事ができない
- 眠れない
- 楽しめない
- いなくなりたい
★きちんとしたサポートとカウンセリング、服薬により症状は改善します。
★早めに相談すれば必ずよくなります。
私はこれらの症状すべてに当てはまってたので、「もしかして産後うつ?」と、ふと思ったのです。
産婦人科で産婦人科医と助産師に相談する
そこで、さっそく産婦人科で相談してみることにしました。
「疲れが全く取れないですし、パンフレットの内容にすべて当てはまってるのですが、産後うつでしょうか?」
すると先生は、こうおっしゃっいました。
「子宮は戻ってますよ。産後うつのことは精神科に行って相談してください。必要ならば紹介状を書きます。」
その後、助産師外来を案内され、助産師さんに話を聞いてもらうことになりました。
私「眠れないんですが、いつになったら眠れますか?」
助産師「産後は2時間グッと寝れば大丈夫。子どもが1歳になるまでは眠れませんよ。絵本を読んでみたら?子どもに帰って癒されますよ。」
私はこう思ってしまったのです。
そうか、母親は眠れなくて当たり前なのか。
精神科なんて、自分には関係ない。
そもそも、私がうつ病になるはずがない。
私は部屋に貼り紙まで貼りました。
「私は産後うつではない。」
相談しても治療に至らなかった理由
産婦人科で相談したにも関わらず、治療に至らなかった理由はふたつあります。
- 「眠れない」という訴えが誤解されていたこと。
- 精神科を受診することに心理的抵抗があったこと。
1.「眠れない」という訴えが誤解されていた
私は、「赤ちゃんが眠っているのにも関わらず、眠ることができない。」と訴えていたつもりでしたが、「赤ちゃんが泣いて眠っている時間がない。」と勘違いされていたようです。
①赤ちゃんが泣くから、眠いのに眠れない
②赤ちゃんは寝ているのに、眠くならないから眠れない
①と②はぜんぜん違うものです。①は正常ですが、②は不眠です。
私の身体は死にそうなほど疲れきっているのにも関わらず、なぜか全く眠くならなかったのです。
これこそが、産後うつの症状。不眠。
ですが、私はそれをうまく伝えることができていませんでした。
さらに、「産後の身体は眠らなくても大丈夫なようにできている」そんなものなのかと思ってしまいました。
2.精神科を受診することに抵抗があった
精神科受診への心理的抵抗は何だったのでしょうか。
「自分がうつ病になるはずがない」という過信。
「精神科はこわい」という誤解。
「精神科に行くと薬漬けにされる、母乳はやめなくてはならない」という思い込み。
自分がうつ病になるはずがないというプライドや、精神科のマイナスな先入観によって、うつ病治療の敷居を上がってしまったと言えます。
産後うつを疑ったら、今すぐ精神科を受診するべき
「産後の身体は眠らなくても大丈夫」
「母親は眠れなくて当たり前」
それって本当ですか?
私は眠れない生活を続けて、重度の産後うつになっていますよ。
うつ病は特別な病気ではありません。
ストレスが原因で誰にでもなりうる脳の病気です。
私は、産後100日でやっと精神科を受診し、治療を開始することができたので、ギリギリのところで命を救われました。
決して変な薬を飲まされるようなことはなく、抗うつ剤や抗不安薬もやめることができています。
ですから、このときの私が取るべき行動はひとつ。
すぐに精神科を受診し、不眠などの症状を正確に伝えること。
それができなかったばかりに、うつは悪化。一歩間違えれば死ぬところでした。
パンフレットに書いてあるような症状がある場合は、精神科または心療内科を早めに受診するべきです。
もし、不安なことがあれば市の保健師に相談した方がいいです。
治療が遅れた私がどう転がり落ちて行ったのか?これからの記事で書いていきたいと思います。
⇒ つぎの記事 産後うつの始まりは「不眠」!赤ちゃんが眠っているのに眠れないのは要注意。