こんにちは、ミィです。
今回は、産後うつの初期症状「不眠」についてです。
目次
眠くならない、眠れない「不眠」
私は、出産直後にマタニティーブルーになり、産院に入院中からほとんど眠れず、無性にイライラするといった症状がありました。
マタニティーブルーが、いつから産後うつに進化したのか、ハッキリした境目は分かりません。
自覚があるのは、産後2週間過ぎても眠れなかったということです。
「眠れない」という表現をすると、「3時間おきに泣くから、寝た気がしないのよね。」言われてしまいます。
ですが、ここで言っている「眠れない」は、そうではありません「赤ちゃんが眠っているのに、眠くならずにずっと起きている」ということです。
「赤ちゃんが泣くから、眠たいのに眠らせてもらえない」のは睡眠不足。
私が眠れないと言っているのは、不眠です。
不眠と睡眠不足は全く別物ですからね。
不眠の変遷
私の不眠の変遷を見てみましょう。
- 産院に入院中:産後ハイで1週間で10時間ほどしか眠れない。
- 産後2週間まで:退院後も全く眠くならならない。
- 産後3週間まで:少しずつ眠れるようになるも、悪夢を見たり大量の寝汗をかく。
- 産後3週間以降:ふとんでじっとしていることも出来ず、徘徊を始める。
1.産院に入院中:産後ハイで1週間で10時間ほどしか眠れない。
獣のような興奮状態でガチガチに緊張し、一睡もしなくても平気でいられるような、、、まさに産後ハイでした。
くわしくは、こちらの記事をご覧になってください。
・産後ハイで眠れない
・産院では10時間しか眠ってない
・マタニティーブルー襲来
2.産後2週間まで:退院後も全く眠くならない。
産後2週間までは、1と同じ獣状態が続いていました。
新生児は夜中にバタバタと手足を動かしたり、うなったりしてうるさいので、気になって寝付くことができないこともありました。
ぜんぜん眠くならないので、ほぼ徹夜で授乳していました。
3.産後3週間まで:少しずつ眠れるようになるも、悪夢を見たり大量の寝汗をかく。
1日あたり、6時間は眠れていた気がしますが、悪夢を見たり、大量の寝汗をかくので、眠ったというよりは、軽く意識が落ちたという感覚です。
当時、書いた日記です。
15日目
ねまい?フラフラした感じが取れない。1か月経ったら取れるのかとても不安。寝ようとしても、大ちゃん(息子)と離れると不安で眠れない。めまいをとるために頑張って寝ようとしても余計に眠れない。
17日目
10時半ごろまで寝付けず、言いようのない不安に襲われた。大ちゃんにずっと泣かれると、神経がすり減ってしまう。「大ちゃんなんか産まなきゃよかった。」と言ってしまった。
4.産後3週間以降:ふとんでじっとしていることも出来ず、徘徊を始める。
産後3週間以降は、いてもたってもいられない焦燥感に襲われるようになります。
ふとんの中でじっとしていると、体中を虫が這っているようにゾワゾワとして、じっとしていられないのです。
「1分1秒じっとしていられない」
楽になりたくて真夜中でも、部屋から部屋へ家じゅうを歩き回り、外を歩き回り・・・
強烈な「死にたさ」に身もだえるような苦痛を味わっていました。
当時の日記からも、「死」を意識するようになっていたことが分かります。
25日目
すごく疲れているのに眠れない。死んでしまいたい。外を歩き回ってみたけれど、何も変わらない。死に方も分からない。一体どうしたらいいのだろう。
不眠は病気だ
赤ちゃんと一緒の生活が始まったというのに、「産まなければよかった」「死にたい」とすら思ってしまう。それが産後うつです。
「赤ちゃんが眠っているのに、眠くならない、眠れない。」
そんな状態が2週間続いたら、産後うつを疑っていいと思います。
不眠は病気です。
ほとんど眠らない状態で生きることがどれほど苦しいか、想像できますか?
「かわいい赤ちゃんがいるのに、幸せなのに、うつって何なの?」ではない。
不眠が続くようであれば、精神科または心療内科を受診するか、市の保健師にご相談なさることをおススメします。
さて、私は「産後は眠れなくて当たり前」と思い込み、未治療のまま育児を続けました。
これから産後100日目で精神科に入院するまで、当ブログは救いのない展開になっていきます。